五線譜をクリックすると同時に音符を入力するダイレクト入力（シングル・クリック入力）を指定することができます。ダイレクト入力は、音符プロパティ・パレットのダイレクト・ボタンをＯＮ（押し込まれている状態）にして操作します。

音符の入力

　
音符プロパティ・パレットを表示してダイレクト・ボタンをＯＮ（押し込まれている状態）にします。また、音符パレットのマウス・ボタンもＯＮにしておきます。



　
音符パレットから音符の種類を選択して、五線譜上をクリックしていくと、クリックと同時に音符が入力されます。



音符の削除は、音符の符頭（玉符）を右クリックします。

インストール直後のダイレクト入力はＯＦＦ状態に指定されていて、スコア・カーソルを移動した後に、音符や記号を編集する操作になっています。

注意

※ ダイレクト入力は、画面上をクリックすると同時に音符や記号が入力（または削除）されます。スコア・カーソルを移動するために五線譜上をクリックすると、意図しない音符や記号が入力される場合がありますのでご注意ください。ダイレクト入力中にスコア・カーソルを移動するには、記号の付いていない休符を右クリックする、あるいはパソコン・キーボードのカーソル・キー（↑，↓，←，→）を使用します。

※ ダイレクト・ボタンの状態（ＯＮ、ＯＦＦ）はシステムファイルとして記憶され、次回の起動後も同じ状態で操作できます。

　

記号の入力

ダイレクト入力とマウス・ボタンを併用してスタッカートやペダル記号を効率的に入力することができます。ここでは長短パレットを表示してスタッカート（・）を入力してみます。
　
音符プロパティ・パレットを表示して、ダイレクト・ボタンをＯＮ（押し込まれている状態）にします。



　
パレット・メニューから、これから編集するパレットを表示します。



　
入力する記号を右クリックしてカーソル（赤い枠）を設定します。



　
マウス・ボタンをクリックしてＯＮ（押し込まれている状態）にします。

※１つのパレット内に複数のマウス・ボタンがある場合は、入力する記号に近い右隣のマウス・ボタンをクリックして選択します。

　
五線譜上を左クリックして記号を入力していきます。クリックと同時に記号が入力されるため、スタッカートなどの記号を効率的に入力することができます。



記号のついている場所を右クリックすると、入力した記号を削除することができます。

左クリックした直後に上下にドラッグすると、表示位置を五線譜の上下に切り替えることができます。また、左クリックした直後にマウスを左右にドラッグすると、同じ種類の別の記号に変更することができます（スラーの場合は長さを変えることができます）。



　
記号の入力が終了した場合は、マウス・ボタンをクリックして元の状態に戻しておきます。ダイレクト入力（シングル・クリック入力）をやめる場合は、ダイレクト・ボタンをＯＦＦにします。




参考

音符パレットのマウス・ボタンは、標準のマウス・ボタンに設定されています。他のパレットのマウス・ボタンをＯＦＦにすると、音符パレットのマウス・ボタンがＯＮになり、音符入力を可能とします。

注意

マウス・ボタンが指定されているパレットは、そのパレット内の記号を入力する専用モードになります。他の記号をダイレクト入力する場合は、対応するパレットのマウス・ボタンをクリックしてＯＮ（押し込まれている状態）にしてください。